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体験者の声
コーチングは善の掘り起こし作業
山岡 様
専門学校や学習塾で働いてきた私は、教育は知識の伝達だけではないという思いから、「善く生きよう」ということも伝えようとしてきました。しかし、なかなか伝わらないこともあったので、しっかりした善の基準と、それを効率的に実行していく方法はないものかと常日頃から考えていました。
今回、福岡から学習コーチング初級を受講する機会を得て、コーチングがその人の資源を活かし、その時の最善の方法を導き出す技術であることから、「コーチングは、訓練を積めば万人が万人に対して取組める、善の掘り起こし作業だ」と気付きました。
優れた思想でも実効性が伴わないと意味がなく、実効性があってもデタラメの思想では意味がないので、コーチに導かれて掘り出したものは、少なくともその人にとって善だということは、意義深いと思います。
また、現在勤めているアクティブスキルサポート株式会社で行っている、パソコン教室やビジネスマナー講座や就職支援講座にも、役立つ要素がたくさんありました。
未来を担う子どもたちにとって、またはご両親や教育者にとって、自分で善いと思うことを考えて行動する習慣づくりに役立つよう、これからも勉強していきたいと思います。
初級研修で、何がしたいのかが見えてきた。
秀島 直哉 様
私がこの初級研修をうけようと思った理由は、二つある。 一つは、自分の行動を変えたいということ。 もう一つは、自分の教育技術を高めたい、ということである。 現在、職場でも家庭でも「子育て」に関わっている。知らず知らずに、感情に左右されて衝動的に行動してしまう事が多くなってきていることが、悩みだった。
子ども達を「指導」するのではなく、共に育つような親であり、教員でありたい。そのために、一時の自分の感情に流されずに、相手の状況を分析してよい方向へ援助することができるようなスキルを身に付けたい。
そう思っていたことが、一つめの理由である。
日々現場で働くためには、自分の技術を高めなければならない。今一番高めたい事は、「子どもと上手にコミュニケーションをとること」だった。子どもとの年齢差が広がるにつれ、子どもが考えていることが見えにくくなってしまったと感じていた。また、じっくりと時間をかけて子どもと接することが難しい。高学年の子ども達を担任していると、日々いろいろな出来事が起こる。そうした時に、じっくりと話を聞き、よい方向へ進んでいけるようなアドバイスをしてあげられたら、と思うのだが、なかなかうまくいかない。そこで、コーチングのスキルを活用することで、短い時間でも有効な解決策が見えてくるのではないか。と考えたことが二つ目の理由である。
研修の内容は、期待を遙かに超えたすばらしいものだった。コーチングの基礎からロールプレイまで、2日間でこれだけの内容を勉強できるのは、他にはないかもしれない。
その一方で、コーチの言葉がグサグサとつきささっていた。今まで、自分が教員として過ごしてきたことやあたりまえのようにしてきたことが、実はとんでもないことだったかもしれない。今更ながら後悔する事が多々あった。学校ではティーチングが主体にならざるを得ない。しかし、工夫次第では、もっと子ども達が気持ちよく学習できる方法はあるのではないか。自分の実践をふり返るとてもよい機会でもあった。
今、自分の中では研修前とは少しだけ違う自分がいるような気がする。「話を聞く」ということが具体的にどうすることなのか、それを意識して行動しようとしている自分がいる。また、人生の大きな目標の一つとして、「コーチング」というものをもっと勉強したい、という意欲が湧いてきている。こうなりたい、という自分の目標すらはっきりしなかったのだが、今は自分が何をしたいのかがだいぶはっきりと見えてきた気がしているし、それに向けて行動することは、とても楽しく充実している。
この研修での収穫は、それだけではなかった。今回研修を受けた人たちと繋がりが広がったことや、非常に安心できる環境で研修をうけることができた事も、こうした結果を得られた要因だと感じている。
初めての場で、自分を出すのはともすれば苦痛が伴うものだが、今回の研修では全くその不安はなかった。そうした場を作ってくださったコーチの皆さん、受講生の皆さんにはとても感謝している。
2日間、あっという間であったが、自分の人生の中ではとても重要な2日間になった。
みなさん、ありがとうございました。
そして、学習コーチアカデミーの皆様、中級研修よろしくお願いします。
今までの問いかけは、「拷問」だった!?
茂田井 竹美 様
学習コーチングで学んだ、「傾聴」の姿勢で子どもの言うことを「承認」したり、 感情を受け取ったり、「オウム返し」をしていると、子どもに変化が 現れました。
「お母さんは僕の気持ちをわかってくれているんだ」という思いが、 表情に出てくるんです。
先日も長男と30分くらい話をしたのですが、終わった後の 表情が、いままでにないくらいすっきりしており、まるで小学校一年生の ような無邪気な顔をしていました。
しかし、その分神経を使いますから、すごく疲れます。改めて「聴く」そし て「思いに触れる」ことの難しさを痛感致しました。
質問のスキルを学んだことも、私を成長させてくれました。 中でも、リソースの中にある「時間」に焦点を当てた質問が一番効果が あります。
「じゃあ、いつからはじめる?」
「それで何分までするの?」
こういった問いかけで子どもたちの行動を促すことができるようになった のです。
それと忙しいときと、次につなげたいときに使っている「オープン・ザ・ドア・ テクニック」も有効ですね。
「わかったよ。○時からゆっくり聞いてあげるよ。その時一緒に考えよう」
あと、子どもと話していて、彼が行き詰ったとき、
「おかあさんの意見、言ってもいい?」
「お母さんなら○○するけど、どう?」
と切り返すと、素直に参考にしてくれます。以前は一方的にこちらの 言いたいことを伝えていたので、うるさそうに聞いていましたが、たった 一言付け加える、またはほんの少し言い方を変えるだけでこんなに 態度が違うものなのかと感じます。それまでの問いかけは、もしかしたら 子どもたちには「拷問?」に近いものだったのかもしれませんね。(笑)
まあ、うまくいかないことも多いですが、私の中ではすごい進歩です。 今の段階で学習コーチングに触れることができて、よかったと思って います。
今後も継続して学習してゆきたいと思っています。ありがとうござい ました。
クラスや仲間への信頼度を自分たちで点数化。
バラバラなクラスが一つにまとまった。
学習コーチアカデミー 研究員 川本憲明 広島大学附属東雲中学校教諭
私がコーチング理論に出会ったのは昨年5月末である。当時、担任していた組は男女間の仲が大変悪いなど生徒達は学級集団としてバラバラの状況であり、そんな中、7月初旬の合唱コンクールに向け取組が始まっていた。クラス合唱というのは、学級の仲間を信頼し合えないと上手に歌えないものである。ゆえに、練習などがうまく進まない状況であった。
そのとき、教師仲間に推され、学習コーチング研修を受けたが、そこで学んだ「点数化」のスキルが興味深く、現場で活用してみた。クラスの仲間への『信頼度』を点数化させ、コーチングを意識した継続的なパートリーダー会を行ったのである。その結果、クラスがまとまり、3月には「クラス替えを行いたくない。」という生徒の声が多数聞かれる学級へと変貌していった。
今年度は,合唱コンクールの取組という、いわば期間限定の取り組みに加え、班長会にコーチングを活用することで、年間を通し学級が集団として、また個々のリーダー性や人間関係形成能力が、どのように伸長されていくかという研究を行っており、現在のところ、予想以上の成果を上げている。
※川本先生はその後、中級研修を受講され、同アカデミーの研究員となられました。
問題行動に対し、判断や評価をさしはさまない、
傾聴の姿勢が生徒を変えた。
学習コーチアカデミー 研究員 鈴木健生
否定・命令・禁止型の教師のコミュニケーションスタイルが生徒の問題行動を助長させ、信頼関係を損ない、結果として生徒の健全な成長を阻害していくことに対し、以前からずっと課題意識を持っていた。学習コーチングと出会い、それらに代わる新たなコミュニケーションだと直感し、日夜生徒とのコミュニケーションに活用している。
先日、ある生徒が他の生徒と小競り合いになり、仲介に入った教師に暴言を吐き、壁を蹴り大声を出す騒ぎがあった。そのときもコーチングで重要視される傾聴の態度で臨み、彼の行為や言動について、ひとつも判断や評価をさしはさまず、彼の気持ちを丁寧に聞いていった。彼の気持ち、動機などを一通り聞いた後、「君のやったことについて、今どう思う?」と聞くと、彼は「手を出してしまったのはやはり、いけないと思う。」と素直にいう。「どうすればいい?」と重ねて聞くと「相手に謝る」と、彼。「では、暴言を吐かれた先生はどう思っているやろう?」と聞くと、「やはり、あかんことをしたと思うから謝りにいく」という。その間、10分も話をしただろうか。その生徒は表情も落ち着いた様子で保健室を出て行った。これは、コーチングが奏功した典型例だが、類似例は毎日のように起こっており、学習コーチングの可能性を感じている。
※鈴木先生はその後、中級研修を受講され、同アカデミーの研究員となられました。
   
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